2022年9月27日、安倍元首相の国葬が行われます。
国内と海外合わせて、全体では4,300人ほどの参列者になるとのことです。
各国の要人が多数参加するなか、日本の皇族方が参列されると発表されましたが、そのなかに天皇・皇后両陛下の名前はありません。
なぜ、お二人の名前はないのでしょうか?
この記事では、安倍元首相の国葬に参列される皇族方や天皇・皇后両陛下が参列されない理由について、まとめています。
安倍元首相の国葬に参列する皇族方

安倍元首相の国葬に出席される皇族方は7名です。
秋篠宮ご夫妻や、次女の佳子様
三笠宮家の寛仁 新王妃信子様、長女の彬子様
高円宮妃久子様、長女の承子様 が参列予定です。
7名の参加者は、岸田総理から皇族方の出席依頼の文書が届き、過去の総理経験者の葬儀にならって検討したと言われています。
安倍元首相の国葬に天皇陛下が参列しない理由

安倍元首相の国葬に天皇陛下が参列しないのは、皇室の慣例によるものだとされています。
皇室の慣例では、通常、天皇は国内外の葬儀には参列されません。
天皇陛下が参列する葬儀は先代の天皇の葬儀のみで、それ以外は名代が参列する慣わしになっているそうです。
おそらく、皇后陛下も同じで参列することはないのでしょう。
たしかに、天皇というお立場上「位の下の者の葬儀に参列する」ということは、少し違和感があるような感じもしますね。
イギリスのエリザベス女王の葬儀への参列は、エリザベス女王との関係が深かったからこその、特別な参列だったと言われています。
1967年に執り行われた、吉田茂元首相の国葬に参列した方々を例に挙げると、
- 皇族方9人
- 昭和天皇の侍従
と、昭和天皇自身は参列されていません。
2020年の中曽根元首相の内閣・自民党の合同葬の際にも、天皇・皇后両陛下と上皇ご夫妻は使者を派遣。
このことから、安倍元首相の件に限らず、天皇・皇后両陛下が国民一個人の葬儀に参列することは、今後もないのではないでしょうか。
「国葬」という言葉からは、「天皇陛下も国民全員も参列」というイメージがありますよね。
ですから、「なぜ参列しないのだろう?」と疑問に思う方もでたのでしょう。
安倍元首相の国葬に天皇陛下が参列しないのは「皇室の慣例によるもの」だということでした。
まとめ
今回は「安倍元首相の国葬に天皇陛下が参列しないのはなぜ?皇族方の参列者についても」について、お届けしました。
エリザベス女王のこともあり、天皇・皇后両陛下が参列しないことを不思議に思う方も多いですよね。
さまざまな憶測がありますが、最大の理由としては「皇室の慣例」によるものだということでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
